先日、平日の昼前に仕事で有楽町に立ち寄ったところ、行列しているお店を発見。
何のお店か気になり近寄ってみると、プレミアムチョコレートブランド「ゴディバ」のパン屋さん
「GODIVA Bakery ゴディパン」でした。
店内を覗いてみると、コロネが453円で販売されており、他商品も一般的なものと比べて単価は2倍
近い。
合計購入数10品の購入制限も設けられていましたが、ほとんどのお客様が10品購入されているよう
でした。
「ゴディバ」のブランド力はさすがですね。
さて、“ブランド”とは何でしょうか?
マーケティングの神様と呼ばれるフィリップ・コトラー教授によると、
「ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製
品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合
わせ」と定義されています。
「GODIVA」「ゴディバ」を見たり、聞いたりすると、
高級なチョコレートを展開する企業あるいは製品だと識別でき、スーパーで売られている一般的な
チョコレート製品とは区別できる人が多いのではないでしょうか。
このように識別・区別する上での「高級なチョコレート」のように言語化されたものがブランドの
コンセプトであり、ブランドの価値の1つといえます。
ブランドの価値は一朝一夕で当然構築できるものではありません。
だからこそ、ブランドのコンセプトを最初にしっかりと練り上げる必要があり、そのブランドコン
セプトを常に念頭に置きながら、商品の開発やネーミング、情報の発信等を継続的に行うことで、
ブランドを育成し、ブランドコンセプトをお客様と共有できれば、結果としてお客様が自社のファ
ンとなり、収益力の安定に繋がっていきます。
町のパン屋さんも今一度「ブランド」について考えてみてはいかがでしょうか?
店名への思い、商品への思い、自社の価値観、販売価格、SNSでの情報発信の内容、商品の陳列
方法、棚割り、POPの見せ方、原料へのこだわり、地域との関わり方、等々。
ブランドコンセプトとは、簡単に考えると、自社のことをどのように人に伝えて欲しいのか?と
いうことになると思います。
「〇〇は、とにかくゴロゴロ具材が入ったパン屋さんだよね」
「□□のイートインは落ち着いた雰囲気で良いよね」
「△△は、小さな子供にも安心して食べさせられるパンが多いよね」
等々
本ブログをお読み頂いた町のパン屋さん、和洋菓子店さん限定
・ブランドについて分かった気はするけれど、何をやれば良いのか分からない
・ブランド育成の手法について知りたい
・ブランド価値を上げるために助けてほしい
そのように思った経営者等の皆様、当研究会のパン・洋菓子部会のメンバーがお手伝いします!
エリアマーケティング研究会
パン・洋菓子部会