最近、整体院の従業員の方が退職されたという話を人伝に聞きました。
退職の原因はいろいろあると思いますが、我々の生活にも入りつつあるChatGPTに以下2つの質問をしてみました。
Q1:整体院の「離職」原因を教えてください。
Q2:整体院の「退職」原因を教えてください。
ChatGPTに対する回答のサマリーは図表1の通りです。Q1、Q2のChatGPTの実際の回答例は、図表2、3に示します。
図表1を見ると、概ね、同様な回答傾向ですが、直接的な表現の「退職」を使った質問の方が、「コミュニケーションを
強化」など、具体的なアドバイスをしてくれるようです。
図表1 ChatGPTのQ1、Q2に対する回答のサマリー
図表2 ChatGPTへの質問(Q1)
図表3 ChatGPTへの質問(Q2)
では、次にChatGPTに以下の質問を投げかけました。
Q3:ChatGPTがあるから、コンサルタントはいらないでしょうか
ChatGPTの回答のサマリーを図表4のようにまとめました。実際の回答は、図表5に示します。
図表4 ChatGPTのQ3に対する回答のサマリー
図表5 ChatGPTへの質問(Q3)
図表4から、私も、ChatGPTの意見に賛成です。
ここで、整体院の実働時間は通常8時間ですが、実際には開閉院前後の準備や後片付けによる残業が2時間程度ある
ことが実態です。そして、整体師の仕事には施術力だけでなく、接客力と社会性が求められます。そのため、経験が
浅い整体師は施術力が不足し、お客様のリピートが少ないことからストレスを感じる一方、経験がある整体師でも合
わないお客様に対応できないことでストレスが生じます。これらの情報はプライベートであり、現場への直接のイン
タビューが必要であるため、AIモデルのChatGPTでは十分に把握できないです。
整体部会は、過去の整体院への診断ノウハウや、整体院の実態に即した関係者へのインタビューを通じて、クライア
ントである整体院へのカスタマイズされたアドバイスと戦略を提供しています。 そして、ChatGPTの一般的なアド
バイスと整体部会の専門知識と経験を組み合わせて、整体院のクライアントを支援していきます。
エリアマーケティング研究会 整体部会
松崎 貴史