《「小江戸川越」寺社見学会》

お寺部会では、昨年より見学会を開催しています。
今年は2月に「小江戸川越観光」と題して川越の寺社巡りを行いました。愛知県のメンバーもはる

ばる参加され、楽しい1日となりました。

見学先は辻の通りです
・天台宗 別格本山中院
・仙波東照宮
・天台宗 川越大師喜多院
・川越城
・浄土宗 蓮馨寺
・川越熊野神社
・川越八幡宮


お寺3件、神社3件、お城1件の計7か所を見学しました。川越は「小江戸」と呼ばれている通りの観
光地ですが、観光はそこそこに7件の見学に集中しました。

「中院」「蓮馨寺」はかつて天台宗、浄土宗の檀林(仏教の大学・大学院)であったお寺でありそ
の風格を感じさせるお寺でした。

【中院】

蓮馨寺

喜多院は、川越大師と呼ばれ参拝者も多く活気がありお寺です。1638年の川越大火で大部分が焼
失したため、当時の将軍徳川家光が江戸城から紅葉山別伝を移築し客殿、書院にあてました。江戸
城の建築物は門や櫓は残っていますが、将軍が使った建物は残っていないため、現存する唯一の江
戸城の建物です。家光が使った(かもしれない)トイレもあります。

【喜多院】

川越城は、平城(ひらじろ)のため元々天守閣はありません。当時の本丸御殿はそのまま残っており見
学もできます。ここで、藩の政務が行われていたことがわかります。

仙波東照宮は、家康が川越を通り日光に埋葬されたことから創建され日光、久能山と並ぶ東照宮です。川
越八幡宮は創建1030年、川越熊野神社は創建1590年の格式のある神社です。仙波東照宮は喜多院、川越
熊野神社は蓮馨寺との関連がありましたが、明治の神仏分離により別管理となっています。

【川越八幡宮】

見学をして感じたことは、川越の寺社の集積度は高くどのお寺、神社も歴史あるもので見ごたえのあるも
のばかりでした。1日でこれだけ見学できるエリアは多くないかと思いました。お寺見学の際は、川越を
候補に入れたらいかがでしょう。

                           中小企業診断士 尾形 博