暑い日が続きますね。
夏は外回りの営業とか、もう廃止してほしいです(泣)
最近流行りのハンディファンも、使う環境によっては却って皮膚にストレス、有害とか。
炎天下でも快適に過ごせる特効薬は無いと思って、
自分の身体に常に「大丈夫?」と問いかけながら
先手を打って一旦休む、水分を取る、オンラインや車利用を検討するなど
対策をしていきたいものです。
さて私、当コラムの当番となったこともきっかけに、
先日、痛む箇所とか特段の希望無いまま久しぶりに整体院へ行ってまいりました。
実にコロナ禍以来、5年振り位です。何か変わったところはあるかしら?と。
仕事で通りがかった駅前でもらったクーポンがたまたま
以前行ったお店と同じチェーンで、比較してみると、まず、価格が変わっていました(笑)
各メニュー、定価が概ね税別60分6000円目安から50分6000円に。
「10分1000円」という私の先入観は、見直した方が良さそうですね。
その代わり新規や誕生月、Web予約割、あるいは紹介サイト経由のクーポン割引など、
お得を感じさせるあの手この手は増えた気がします。
それと驚いたのが店の混雑ぶり。
クーポンをもらった時の女性の笑顔が印象に残っていたので
わざわざ電車で40分もかけて行ったのに、なんと「満席、2時間半待ち」。
真夏の昼下がり、人通りも少ない時間帯に整体院が2時間半予約でいっぱいとは…!
これってあるあるなんでしょうか?体があまり凝らない自分には衝撃的でした。
休日、こういう過ごし方をされる方、多いみたいですね。
ちなみにお店からは恐縮する程の謝罪の言葉とともに、次回10分延長無料券を頂きました。
こういうのをもらうと「次回こそ、ここに行こう!」とつい思ってしまいます。
で、ここで初めてそのチェーンのサイトを開きます。
こういう時、空いている別のお店をすぐ見つけられるのはチェーンの強みですね。
10分単位で指定可能、駅前だから時間も読めて、予約はあっという間でした。
ちょっと気になったのは指名料(そこは500円)、
スタッフ紹介でアピールもしているのでスタッフ個人を指名する制度は当然として、
他に「男性でお任せ」「女性でお任せ」という選択肢もありました。
たしかに押されて揉まれて…なので性別は大事でしょうが、値段は同じ500円。
個人指名でいいのにと思うのは私だけでしょうか。(インセンティブはどうなる?)
今回は別のお店にしたことだし、指名なしでいきました。
移動することさらに30分(逆に家の近くでした笑)、
スタッフ紹介で「施術歴10数年」とあった女性の施術を受けました。
施術前の、最初のカウンセリングの質問がものすごく多くて、
痛む箇所(上述の通り、私は今回痛い箇所が無い…)や運動習慣、病歴ケガ歴のほか、
アドレスや電話、住所から職業関連の質問まで、個人情報もたっぷり取られました。
情報管理したい気持ちは分かりますが今回はとりあえずのお試し、通いつめる予定も無く
行きたい時に行きたい…のライトな層には少し気になるレベルかもしれません。
人によってはカルテとか不要なんです。
変な例えですが、病院に行ったあと薬局でもう一度症状を全て話す時の様な気分でした。
施術の満足度は…まあまあ、普通でした。
ただ、施術前後で後ろ手回しの左右の距離と立位体前屈したスコアを測るのですが、
それらがともに、全く数字が変わらなくて少々気まずい(?)感じに。
可視化された効果は無く、また実感としても、ウトウト気持ちいいな~くらいで、
私には、価格がもう少し安く変化が明快な「理髪店」の方がコスパいいな、と感じました。
比較すべき対象かは微妙ですが…。
後日談としては、翌日に感想アンケート、2週間位後に
「続けて通うことで症状は改善します」というメールが来ました。(私症状無いんですが…)
そしておよそ1か月後、なんと「当院のスタッフとして働きませんか?」というお誘いが!
客として見込めないなら人手不足解消に役立ってほしい、ということでしょうか。
たとえ社内でも、そういうデータの使い回しは気持ち良いものではないなと感じました。
報告は以上です。
マーケティングは大事ですし、アドバイスする診断士の立場としても、
ヒアリング内容、取得したいデータはついつい「追加」志向になりがちですが、
一歩下がって深呼吸し、顧客の立場で考えてみることも大事、と改めて思った次第です。
エリアマーケティング研究会 整体部会 石島 克浩